toivoa メガネ 眼鏡 西宮






当店の測定はこのような少し広めのスペースをとりおこなっております。 お客様から指標までの距離は3mに設定し、文字の大きさを少し小さくすることにより5m指標として使用しています。 これはtoivoaが推奨する、両眼開放屈折検査と両眼視機能検査をおこなう最低必須条件です。 理想を言えば5mないし6m距離をとれれば最良なのですが、小さなお店のためこの広さになりました。

しかし、ここ10年ほどの間に眼鏡店で視力を測定された多くの方が、そんなに距離をとられたことはないと思います。 現在、多くの眼鏡店はこうした機械を60cm~110cmの距離におき、疑似的に5m視力表を作りだします。

どうして、この機械を使用するのかといいますと省スペースで済むからです。

しかし、toivoaではこの機械を使用しません。
それは、この機械では「両眼開放屈折検査」と「両眼視機能検査」が出来ないという欠点があるからなのです。

日常生活と同じく、両方の眼を開いた状態でおこなう測定方法を、両眼開放屈折検査と言います。


両眼開放屈折検査とは

片眼遮蔽せずに、両眼を開けた状態で視力測定をおこないます。
両眼開放屈折検査には大きく分けて3種類の方法があります。

(1) 他眼雲霧式 
測定していない方にプラスレンズを入れ、ぼやけた状態にしておき測定する方法

(2) 偏光板式 
上下もしくは左右に指標を分離させ測定する方法

(3) オクルージョン式 
測定していない方に摺りガラスのようなレンズを入れた状態で測定する方法

それぞれに特徴があり、人により向き不向きがありますので、
お客様にとって一番疲れにくい方法を選択いたします。


両眼視機能検査とは

眼位・輻輳力・開散力・融像・抑制などを調べます。
左右の眼がきちんと連動している状態でなければ、本当の両眼視力や立体視は出来ません。
両眼が協調し動くことで、物を両眼で楽に見ることができます。
そのための重要な検査なのです。


現在、大多数の眼鏡店では片眼を遮閉しながら測定する「片眼遮蔽屈折検査」をおこなっています。

片眼ずつ視力と度数を測定し、最後に両眼で確認するというこの測定方法では、本来の両眼を使った度数とは違った結果になってしまう場合があります。 なぜなら人はものを見るときに両眼を使っているからです。 両眼を開けた状態で測定をおこなうことで精度の高い度数測定が行えます。

ではなぜ、省スペース用視力指標では「両眼開放屈折検査と両眼視機能検査」が出来ず、度数に誤差が出る場合があるのでしょうか? 前文で述べたように、疑似5m指標とは60~110cmに置いた指標を5mとして測定します。 そうすると図のように、1m、3m、5mでは眼の向きに大きな違いが出てしまいます。 この眼の動きに伴い眼の内部では「調節性輻輳」という近見反応が起こります。
近視も遠視も乱視もない方を例に説明しますと 眼の内部では水晶体をふくらませて網膜にピントを合わせます。 ただし、これは片眼だけの図です。 実は、この図にはとても重要な要素が2つ省略されているのです。 本でも携帯でも近くを見るときには、自然に真ん中付近に対象物を持ってきませんか? ということは両眼で図にするとこうなります。

さきほどの図と違い、両眼が内に寄っています。これを調節性輻輳と言います。

さらに眼の前部ではもう一つ瞳孔が収縮する反応、縮瞳が起こるのです。 これを「近見反応」といいます。

近くのものにピントを合わせるということは、この3つの反応が同時に動くことです。 調節はしているけれども、縮瞳・輻輳はしないとか、輻輳はしているけれども調整・縮瞳はしないということはありません。 3つの反応は必ず一体となって起こります。 これを調節力やピントを合わせると表現されることが多いです。

先に述べたように焦点が近づくと近見反応が起こるのですが、この疑似視力表のように1m前後に指標を置いてしまうと間違いなく輻輳の影響が現れてしまい、調節と縮瞳もセットで動き出します。

ということは、

・調節と縮瞳が働くため、度数に誤差が生じる!
正確には、近視・正視の方は度数が強く、遠視の方は度数が弱く測定される。

・輻輳が働くため、眼の位置がずれる。
両眼の位置が内側に寄るため、両眼の連動した働きを確認することが出来ない。

つまり、片眼ずつの視力測定ならある程度できますが、日常生活において最も重要である、両眼で物を見るという状態を確認が出来ない、不完全な測定結果になる可能性が高いと言えます。

このため、toivoaでは測定室のスペースをなるべく広くとり、精度の高い度数測定に取り組むとともに、日常生活に寄り添う本当に楽な眼鏡を提供しております。